設計事務所に依頼するといくらかかるの?とよく聞かれます。
高い、という通説があるようです。
坪いくら?とも。
実際に高いかどうかは作る家、作りたい家によって変わってきます。
設計事務所に依頼するとデザインするための設計料がかかるから・・・
という意見もよく聞くので、ここで、設計事務所がいただいた「設計料」でどんな業務をしているか、それをお伝えできればと思います。
(設計事務所はデザインして終わり、じゃないんですよ~)
設計事務所と家づくりをするためには以下の費用がかかります。
●「設計事務所」への費用
●「工務店」への費用
●「建築確認申請」など申請への手数料
●「構造設計」の費用(必要ない場合もあり):木造3階建てや鉄骨造、RC造に関しては、構造計算という構造に関しての専門の設計事務所に別途依頼をします。
ハウスメーカーや工務店で依頼する場合、この分け方をしないため、
設計料が余分にかかっている、と思われるようですが、実際にはハウスメーカーにも工務店にも「設計」をする担当者は必ずいて、その費用はかかっています。
(ハウスメーカーでは「営業」の担当者もいますね。)
ただ、「設計料」という名目ではなく、全体の工事費や諸費用に分割されて見えないようになっている、という仕組みです。
今回は「設計事務所」への費用についてお話します。
設計事務所といっても、インテリアやリノベーションなどの内装工事から、
住宅の設計まで様々あります。
ショセット建築設計室では、「設計事務所」への費用「設計料」は
そのプロジェクトに必要な設計・監理の時間とHPなどへの掲載の可否により金額を算出しています。
一戸建ての場合、工務店への費用「工事費(税込)」の10~13%としています。
リノベーションの場合は11~15%としています。
諸条件(例:二世帯・賃貸併用住宅・店舗・構造など)によって、上下します。
例えば、合計3,000万で家を建てたい場合・・・
諸条件からショセット建築設計室での設計料を11%とします。
つまり、「設計料」に297万円、
「工事費」に2,703万円という内訳になります。
「工事費」は家を建てる工務店へ直接支払います。
設計事務所はこの頂いた大切な費用を使って住宅1軒あたり約1年半かけて
●お客様と打ち合わせを重ね、(約6ヶ月)
●細部まで設計図面に起こし、(約3ヶ月)
●適正価格の工務店を選んで、(約2ヶ月)
●図面通り工事が行われているか工事監理、(約6ヶ月)
という業務をすべて行います。(上記期間には重複もあります)
設計料のお支払はこの約1年半の期間で各工程が終わるごとに5分割してお支払をしていただいております。
こちらも参考になります。⇒設計事務所との家づくりの進め方
また、この費用の中には、
・お客様との打ち合わせや工事監理の際の交通費(航空機を使う遠方の場合は別途)
・材料や設備の業者を探す場合の出張費、
・模型作成の材料費、
・図面の製本の費用、
などの経費も含んでおります。
家が建った後もお付き合いは続きます。
例えば、お部屋のリフォームをしたい時、
外構の雰囲気を変えたい場合に家に合う植栽を探したり、
お家のお掃除(メンテナンス)で困った時、、、
大きなリフォームで図面が必要な場合以外は、
基本的にすべて無料でご相談に応じております。
私たちは末永く「家づくりのパートナー」でありたい、と思っています。
もし、設計事務所との費用をもっと詳しく知りたい場合はお気軽にご連絡ください。
<参考になるページ>
家づくり相談あれこれ
⇒ハウスメーカー、工務店、設計事務所の違いは?
⇒家づくりはどのように進められますか?
事例レポート:安城の家