消費税が10%になる2015年10月には間に合わせたい、という方も多いかと思うのでこちらのページで注文住宅には最低でも9か月はかかるというお話をしました。
こちらを書いているのは現在2013年9月ですので、残念ながら、今から注文住宅を2014年4月の8%の増税に間に合わせるのはほぼ不可能でしょう。
ちなみに、中古マンションを購入してリノベーションされる場合は、設計期間・工期ともに短いので、今なら(2013年9月)ギリギリ(本当にギリギリ)間に合います。
では、注文住宅を10%になる前に間に合わせるにはいつから家づくりをスタートすればよいのでしょうか。
単純に2015年の10月に次の増税だから、来年の年末くらいから?と思っている方も多いかと思います。
通常であれば、ギリギリ間に合います。
経過措置といって、増税の施工日(2015年10月)の半年前(2015年3月)までに工務店との契約をすればOKというのが決まっているからです。
(詳しくはこちら)
ただし、これはあくまでも今まで通り、通常なら、ということです。
多くの設計事務所・工務店、家づくりに直接携わる大工さんや職人さんも、今の増税前の時期は契約数が増え、今までどおりの期間では難しくなっています。
私たちもいざ見積もりを、と思って何社かの工務店に依頼をしても、見積もりをとるだけで1か月以上待つ必要があったり、増税後でないと仕事を受けることができない、という工務店も増えています。
このような状態にある以上、残念ながら、見積もり金額も通常よりも若干上がってしまい、増税後と変わらない、ということもおきています。
家は一生のうちに何度も買う物ではありません。
金額だけを考えるのであれば、焦って家づくりをするくらいなら、増税後の落ち着いた頃に考えるというのもアリだと思います。
それでも、増税後の経済状況がどのようになるかまでは完璧な予測することが難しい時期です。なるべく増税の影響を受けないように、と考えるのであれば、とにかく早めに検討を始めた方がよい、と思います。
来年の増税後の早い段階で見積もりをとれる状態にできるよう、今からエリアや土地探し、設計事務所への相談をしておくことで、増税に左右されず落ち着いて家づくりができることでしょう。
もちろん、私たちはエリア選定から土地探しまで相談に乗りますので、ぜひ一度ご連絡ください。
その他、ご心配なことやお悩みがあればいつでもご相談ください。
<参考になるページ>
家づくり相談あれこれ
⇒設計事務所に依頼するには費用がいくらぐらいかかるのですか?
⇒家づくりはどのように進められますか?
事例レポート:安城の家(愛知県安城市)
事例レポート:北千束の家(東京都大田区)